感情指数(EQ)理論による人材開発研究を基に、ヒットを生み出すプロデューサー育成を支援する大学発ベンチャー「ヒットコンテンツ研究所」が、デジタルハリウッド大学大学院の教員によって設立された。新会社は「ヒットプロデューサー能力開発プログラム」を開発し、これを使った人材開発コンサルティングと、ヒットを生み出すためのマーケティングサポートを行う。政府はコンテンツ産業振興に動いており、国際的に通用するヒットを作れる人材育成が重要課題といわれるだけに注目されそうだ。
デジタルハリウッド大学大学院で「ヒットコンテンツ研究室」を率いる吉田就彦教授の研究成果を活用したもので、新会社の社長は吉田教授が務める。資本金は1500万円。デジタルハリウッド(東京都千代田区、藤本真佐社長、03・5281・9222)が13%を出資するほか、EQ理論の研究会社であるEIリサーチ(東京都新宿区、03・6715・1109)などが株主だ。所在地はデジタルハリウッド・同大内とする。
これまで吉田教授は、ヒット実績があるプロデューサーにインタビューやEQ能力などの測定検査を実施。能力像の具現化・能力分析とヒット現象の数理モデル分析を行ってきた。EIリサーチのほかオリコン、鳥取大学などと共同研究を手掛けている。新会社はこれらの成果から、教育プログラム「ヒットプロデューサー能力開発プログラム」を大学・専門学校向けと、大学院・社会人再教育向けの2タイプで開発する。春までにプロトタイプを開発し、デジタルハリウッド大・大学院で実証試験を行い、08年春までに完成させる計画だ。